Kamehameha Nui。
フラの競技会、『Kamehameha Nui 日本予選大会』を観に行きました。
カメハメハ・ヌイ、偉大なるカメハメハ1世の名を配した大会です。
これまで平日の開催が多かったこの大会、今年は珍しく開催日が祝日…ということで、5年前に出場して以来初めての観戦です。
代々木第二体育館で行われた今大会に先駆けて名古屋大会も開催されており、両大会の各カテゴリー優勝者には、翌年6月にオアフ島で行われる本戦への出場権が授与されます。
今年は強豪ハーラウ、10年振りに参戦するハーラウ、初めての挑戦となるハーラウなど、少ないエントリー数ながらも混戦の様相を呈していました。
この日を迎えるまでに皆さんが通ってきた長く険しい道程や、ステージ裏で今まさに出番を待っているダンサーの方々の心の内を想像しただけで鳥肌が立ちます。
どの大会でも、トップバッターのグループが会場内に姿を見せただけで、決まって私の視界にはうっすらと靄が…感情移入し過ぎですね
ワヒネ アウアナ カテゴリー、今年は3つのグループがティーリーフスカートで登場しました。
あの履き心地、想像とはまるで異なります。
葉は水分を含んでいますし、加えて腰の動きに合わせて揺れる裾の軌道がパウよりもはるかに大きくなり、しっかりと重心を落としてコントロールしていないと遠心力に負けてしまい、とても最後まで踊りきれません。
衣装にティーリーフスカートが採用された場合、ダンサーはまず練習用のスカートを作ります。
毎回自宅から練習場所に運び、レッスンが終わると丁寧に霧吹きで水分を与えてバスタオルで包み、さらにパレオなどで巻いて持ち帰り冷蔵庫で保管。
これを毎日のように繰り返すことで、ダンサーは重みに耐え得る動きを学ぶと同時に、ティーリーフスカートの扱い方をも習得していくのです。
そして、身も心も疲れのピークに達する大会前日または前々日には、本番用のティーリーフスカート作りが待っています。
でも、この時間がとても大切なんです。
黙々と手を動かしながら寝不足続きで気が遠くなることもありますが、それを過ぎると冷静になり様々な想いがよみがえってきます。
レッスン前にみんなで集まって練習したこと、何度も注意されたステップ、行き詰った時に助けてくれたフラシスターの言葉、直前に変更されたフォーメーションの順序、これまでのJORNEYのすべてが浮かんでは消え、スカートが仕上がる頃には『これだけやったんだから大丈夫!』と思えてくるのです。
改めて前進する勇気を授けてくれる、そんな時間。
許しを乞い、自然から必要な分の葉だけをお借りして身に付け、役目が終わると感謝の気持ちを添えて自然へとお返しする。
大自然への敬意、感謝といった気持ちはしっかりと教示されるまでもなく、植物に触れていくなかで自然と心に芽生えてくるものなのでしょう。
あー、またティーリーフスカートはきたーい
今大会に出場したすべてのハーラウの先生方、ダンサーの皆さん、応援団の皆さん、本当にお疲れさまでした。
手にしたたくさんの宝物はプライスレス
素晴らしい時間を共有させていただき、ありがとうございます。
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投稿: 腕時計 メンズ スーパーコピー | 2021年10月22日 (金) 19:55